ツルハは同社史上最大級の店舗開発プロジェクトと位置づける「ダ・ヴィンチモール」(札幌市東区)を3月27日にグランドオープンした。
JR札幌駅から徒歩10分の同施設はドラッグストア、調剤薬局、クリニック、介護サービスが集積した総合医療モールで、4月1日開業のカレス記念病院に隣接する。1階に調剤併設のツルハドラッグ北6条店、2階に調剤専門のツルハN6薬局とクリニックが併設、3階にクリニックと複合施設(予定)が入居する。3階のクリニックには、すでに乳腺外科と皮膚科が開業済みだ。
また、1階のツルハドラッグ北6条店では、ITサービスを手がけるBIPROGYが提供する電子棚札の実証実験を開始。プライスカードの作成や交換作業の削減など店舗業務の効率化が目的で、継続的な効果測定を行うことで、ツルハドラッグでの電子棚札の多店舗展開の可能性を検討する。
ツルハドラッグでは2024年6月からBIPROGYの小売業向け基幹システム「Core Center For Retail」が稼働しており、同システムが保持するマスタデータを迅速に連携することで、スピード感のある電子棚札の実装が可能になるという。両社は今後も電子棚札を活用した店舗DXの加速を目指すとしている。