マミーマートは11月12日、2025年10月1日付で持株会社体制に移行し、「株式会社マミーマートホールディングス(HD)」に商号変更すると発表した。

 スーパーマーケット事業の運営と、グループ会社全体の管理とを分離し、スーパーマーケット事業の運営に特化するとともに、グループガバナンスの更なる強化を図る狙いだ。

 10月1日からは、グループの経営戦略管理に関する事業、及びそれに伴う付帯業務を「マミーマートHD」が行い、新設扱いとなる「株式会社マミーマート」は、スーパーマーケット「マミーマート」「生鮮市場 TOP!」 「マミープラス」の運営を行う。

 同社発表の資料、定款変更の目的の中には、「外国会社の株式または持ち分を所有することにより、当該会社等の事業活動を支配または管理することを目的」と記載がある。 今後はヤオコーがベトナムの現地スーパーに出資したような、新たな市場参入もあるかもしれない。

 なお、マミーマートの2024年9月期決算は、営業収益が1607億4100万円(前年比10.8%増)、営業利益が64億3400万円(9.0%増)、経常利益が69億5400万円(8.8%増)、純利益が47億3300万円(9.7%増)の増収増益だった。