J.フロントリテイリングは今年度、営業利益520億円を達成し、9年ぶりの過去最高益更新を目指す。
これが実現すると、今期からスタートした3カ年の中期経営計画の営業利益目標を初年度に達成することになる。同様に、ROEは9.4%、ROICは6.0%を見込んでおり、こちらも中計目標(ROE8.0%以上、ROIC5.0%以上)の2年前倒しでの達成となる。
10月8日に開催された2025年2月期中間期決算説明会で小野圭一社長(冒頭写真)は、中期目標の早期達成の見込み要因について、今上期にトップラインが想定を大幅に上回ったことと、損益分岐点が低下したことの二つを挙げた。