ライフコーポレーションの2025年2月期上期決算は、営業収益は5.4%拡大したものの、粗利益率は、昨年度上期の0.4ポイント増から一転、0.4ポイントの減少となった。その理由について岩崎高治社長は、「昨年度のお客様アンケートで、品質と価格のバランスの評価が少し下がっていたので、今期は意思をもって粗利率を落とした」と、価格対応のために意図的に粗利を削ったと説明。脱同質化競争を掲げ、価格志向とは一線を画す同社だが、価格競争が強まる中、一定の価格対応は避けられないとの判断だったようだ。

 なお、取り組みの結果、「今年度のアンケートでは、品質と価格のバランスの評価は上がった。(粗利を減らして価格を抑えたことは)将来につながる投資だった」(岩崎社長)と、手応えを得ている。

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