ドイツのディスカウントストア、アルディ(サウス)が10 月 1 日からすべての若手研修生の給与を月額100 ユーロ引き上げる。対象はドイツ国内の研修生、デュアル学生(職業訓練しながら学ぶ学生)、商業専門職。

 研修生は、10月から1年目は月額1250ユーロ、2年目は1350ユーロ、3年目は1500ユーロを稼ぐことになる。デュアル学生は1年目に1650ユーロ、2年目に1750ユーロ、3年目には1950ユーロを受け取ることができる。

 アルディ・サウスの人事グループディレクター、アンドレ・ギーセン氏は「適切な報酬は評価の問題だけでなく、従業員と若い才能を会社に定着させるための重要な要素である」と強調する。

 商業専門職の給与も引き上げられる。最初の6カ月間は月額1350ユーロ(以前は1250ユーロ)、7カ月目以降から小売業の専門職資格取得までは1500ユーロ(同1400ユーロ)で、資格取得後は2664ユーロ(同2538ユーロ)となる。