ヨーカ堂に助け舟、アダストリアの挑戦

 国内アパレル小売業はファーストリテイリング、しまむらの大手2社が全体を牽引し、それに続く3番手のアダストリアもブランドの買収やECと店舗を融合させた事業領域などで業績を伸ばしている。百貨店の業績回復にともない、ここを主戦場としてきた老舗アパレルのオンワードホールディングス(HD)、ワールド、三陽商会なども危機的な状況から息を吹き返している。

 国内アパレル小売り市場の約52%はファストリ(ユニクロ)、アダストリア、青山商事などの専門店チェーンが占める。次にECなどその他チャネルで約21.5%、百貨店が約16%、量販店(GMSなど)は約7%になっている。店舗数の減少や衣料品売り場の縮小が続く百貨店、スーパー(GMSなど)はシェアが低下している。特にGMSは10年前から半減している。

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