白・黒の色味をフックにルウカレーに新たな彩りを

 秋冬シーズンに向けたハウス食品の新商品が8月12日、一挙に出揃った。カレーでは食卓を彩る〝華やかな色味〟という新たな切り口で開発した「ホワイトカレー」「ブラックカレー」(冒頭写真)を投入。また大箱ルウシチューでのクリーム・ビーフ用のラインアップでは12年ぶりとなる新ブランドを立ち上げ、こちらも今までになかった〝軽やかな風味〟と〝満足感〟の両立にチャレンジした。食に対する価値観が多様化する中、消費者のニーズを的確に捉えた商品提案で内食市場のさらなる拡大を図る。

 ハウス食品の担当者によれば、家庭での夕食自炊率は年々上昇が続いており、コロナ後も内食需要は底堅く推移しているという。一方で、消費者が内食に求める価値観も従来のおいしさや手軽さ、経済性といったことに限らず、様々な広がりを見せている。これは年代を問わない傾向で、「今までの人口統計学的なデータを基にした分析、ターゲティングだけでは需要を十分すくいきれない状況も出てきている」と担当者は語る。

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