楽天グループが運営する、調剤薬局予約アプリ「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」は、新たに処方薬の自宅配送に対応した。

 これによりユーザーは、オンラインで服薬指導を受けることで、薬局へ行かずに処方薬を受け取ることができる。

 「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」は、今年4月よりサービスをスタート。今年7月末時点で全国の約5000軒の調剤薬局に対応している。

 処方薬を薬局で受け取りたいユーザーは、アプリ上で受け取りを希望する薬局を選択し、処方せんまたは電子処方せんの「引き換え番号が記載された控え用紙の画像」を送付、受取日時を選択することで予約が可能となる。オンライン決済にも対応しているため、当日薬局での決済も不要だ。

 新たな機能の自宅配送を希望するユーザーは、アプリから、処方せんの提出方法を選択。配送先住所や決済情報などの必要事項を入力してオンライン服薬指導を予約すると、指定した日時にアプリ上で服薬指導を受けることができ、その後、必要な処方薬が自宅に届く。

 なお、処方せんの受け付けから処方薬の調剤、オンライン服薬指導、処方薬の配送は、楽天が運営する調剤薬局「ヨヤクスリ薬局」が全て担当する。

 「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」は今後、「ヨヤクスリ薬局」を通じて培った処方薬の自宅配送における知見を活用し、全国の調剤薬局と処方薬の自宅配送において連携していく予定だ。