新たな顧客接点創出に今期アクセル

 マックスバリュ東海(MV東海)が人手不足を乗り切るDXを加速している。デジタルを活用して、店舗作業などの業務を抜本的に変革。働き手が減少していく中にあっても、持続的成長と収益性向上を図れる経営基盤の構築に拍車を掛けているのだ。

 その戦略の下、前期新たに導入したのが、日本気象協会が提供する生鮮食品の自動発注支援サービスだ。気象データと販売データ、カレンダーデータなどから需要予測が難しい生鮮の発注推奨数を提示するもので、発注業務の軽減、廃棄ロスの削減に加え、より季節に合った商品提供が可能になる。昨年11月から全店の農産部門に導入しており、すでに在庫削減の効果が出ている。

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