個店のニーズに応えるための手段を増やす
セブンイレブン・ジャパンが小商圏の中でのさらなる成長余地を模索している。2月29日、千葉県にオープンした松戸常盤平駅前店は、そんなセブンイレブンの実験店だ。
見た目はちょっと大きなセブンイレブン。売り場面積は通常の倍の88坪で、バックヤードを入れると約100坪。もともと直営店だった店舗を改装し、会議室のスペース分も売り場にした。右半分にはコンビニ商品(デイリー、ペストリー、スイーツ、アイス、飲料、酒、カップ麺、菓子など)を配置し、左半分には生活デイリー(生鮮、日配、セブンプレミアム・デリカなど)、冷凍食品、調味料、雑貨などを並べた。セブンの取り扱う既存商品は約3300SKUだが、同店はイトーヨーカ堂、ロフト、赤ちゃん本舗といったセブン&アイグループの商品を差し込むことで、計5300SKUまで品揃えを拡大している