ライフコーポレーションは3月15日、池袋三丁目店(東京都豊島区)をオープンする。
池袋三丁目店は、30階建てのタワーマンション「Brillia Tower 池袋 West」の1階に出店。東京メトロ有楽町線・副都心線の要町駅から徒歩3分とアクセスも良く、周辺には大学やコンサートホールもあることから、住居者以外の集客も期待できる場所だ。
足元商圏は単身世帯比率が67%と首都圏平均より17%ほど高い。また、年齢別人口構成を見ると、20〜30代の割合が36%と若年層が多いという特徴がある。
これを踏まえ同店は、売り場面積842㎡とコンパクトながらも、単身者・若年層向けの商品を種類豊富にラインアップ。小量目品や時短、簡便ニーズに対応した商品を提供する。
地域最大級の品揃えを目指す惣菜売り場では、和・洋・中華の弁当に加え、肉系、健康配慮型などバラエティ豊かな商品をミニサイズから大盛まで幅広く展開。
生鮮3品では、鮮度を打ち出す。青果では、簡単便利なミールキット、カット野菜、カットフルーツを充実させ、畜産では、ライフオリジナルの「あまに豚・あまに鶏」のほか、「北海道十勝黒牛」や「純和赤鶏」などの上質な肉も取り揃えた。水産では、豊洲市場直送の鮮魚を販売する。
このほか、健康志向にも対応し、オーガニック食品を集めたビオラルコーナーや、有機農産物コーナーも設けた。
池袋三丁目店の周辺はスーパーの競合は少ない。しかし一方でコンビニエンスストアが多く点在している環境だ。そのため、豊富な生鮮と惣菜や簡便品の充実でコンビニとの差別化を図れるかが集客の鍵となりそうだ。なお、売り上げ目標は20億円を掲げている。