アレンザホールディングス(HD)は3月7日、ペット事業の再編を発表した。

 アレンザHDの100%子会社であるホームセンターバローのペット事業を、同じく100%子会社であるアミーゴに継承した上で、アミーゴ傘下のジョーカーを含めて吸収合併する。合併後はアミーゴが存続会社となり、アレンザHDの100%子会社として残る。合併の効力発生日は今年9月1日を予定している。

 現在、ホームセンターバローは「PET FOREST」の屋号でペットショップを1都4県に23店展開している。同じくアミーゴは「ペットワールドアミーゴ」の屋号で全国2府27県に83店を展開、アミーゴの100%連結子会社であるジョーカーはペットショップ「JOKER」を1都3県に17店展開している。

 本合併により、アミーゴの売上高は単純合算で274億円となる見込み。現在、ペットショップの主要事業者にはイオンペット(約404億円)、コジマ(ペットの専門店コジマ・約267億円)、Coo&RIKU(約200億円)、ひごペットフレンドリー(約166億円)などがあるが、規模としては一気に業界大手に躍り出る形だ。

 アレンザHDは今後、マスメリットを生かしたシナジー創出を目指す構え。商品戦略では、メーカー帳合統一、PB商品拡大を図るほか、トリミング・しつけ・医療などの各社ノウハウを共有し、業界ナンバーワンの技術力、サービス力を確立する。また物流、システムの統合も見据えており、今後全国展開を視野にセンター網を構築し、物流の効率化及びコスト削減を図る。