トーホーは1月31日、子会社の食品スーパー(SM)トーホーストアの4店舗を三杉屋へ事業譲渡することを発表した。対象となるのは、平野祇園店、滝の茶屋店、旗塚店、明石小久保店。
トーホーストアは1963年に兵庫県神戸市に出店以来、同県南部を中心に最大69店舗を展開していたが、近年は競争激化で事業規模を縮小、親会社で業務用食品卸のトーホーがSM事業の撤退を決めている。
神戸市に本社を構える三杉屋は近畿圏を中心にSMを展開するほか、各SMの青果・精肉・鮮魚・惣菜・食品等の加工販売を行うテナント事業を展開している。譲渡価額は約1億5600万円。
トーホーはすでにトーホーストア13店舗をバローホールディングス(八百鮮へ3店舗、ヤマタへ2店舗、中部薬品へ8店舗)へ譲渡しており、残り10店舗は2025年1月末までに閉鎖する予定だが、閉鎖店については今後も譲渡先を検討していくという。