アオキスーパーは、社員の奨学金返済を支援する制度を導入する。
奨学金を借りている社員に対し、最大180万円まで返済を支援するというもの。対象は、独立行政法人日本学生支援機構から貸与奨学金を受けている人で、新卒および中途で入社する正社員のほか、在籍中の社員も含まれる。入社後最大10年間、35歳の誕生月まで利用が可能。毎月の支援金額は個人に準じ、支援金の返済義務はないという。制度の開始は来年3月の予定。
日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査」によれば、大学生、大学院生の約半数が奨学金を利用している。少子高齢化が進み、人材の獲得競争が激しくなる中、奨学金の返済を支援することで、優秀な人材の確保につなげるのが狙い。「一人ひとりが安心して業務に専念できるよう働く環境を整備するとともに、今後も優秀な人材の採用を進め、さらなる企業価値の向上に努めていく」とした。