イオンモールは12月18日、ベトナム社会主義共和国のバクザン省とカントー市との間に「ショッピングモール開発に関する投資及び事業推進についての包括的覚書」をそれぞれ締結したと発表した。今後同省・同市でのショッピングモール開発に向けた相互協力を強化し、大規模プロジェクトへの投資を通じ、地域の生活向上に貢献していく。

 ベトナム北部に位置するバクザン省は、首都・ハノイから車で約1時間。人口は約190万人を有しており、2022年の地域総生産(GRDP)の成長率は北部エリア最大で、今後さらなる経済発展が期待できるエリアだ。

 一方、ベトナム最大の都市・ホーチミン市から西南に約160kmに位置するカントー市は、人口約125万人を有する中央政府直轄市の一つ。近年では交通整備が進み、今後も多くの外国直接投資(FDI)の誘致が期待されているエリア。

  同社は現在、ベトナム国内において既に展開する南部エリア(ホーチミン・ビンズオン)、北部エリア(ハノイ・ハイフォン)に中部エリア(ダナン・フエ)を加え、その周辺都市におけるドミナント出店を加速している。今後は、ベトナム事業のさらなる基盤確立を目指し、地方都市への展開を強化していく構えだ。