イオンモールは12月22日、イオンネクストと共同で、オカドのフルフィルメントセンターを併設するショッピングモールを東京・八王子市に開設すると発表した。イオンがフルフィルメントセンターを併設した実店舗の計画を発表するのは初めてだ。

 イオンモールによれば、同モールは、「高齢化・労働者不足・買い物難民・子育て支援・災害対策などの課題解決への貢献を掲げたイオングループ初の“次世代型複合商業施設”となる」予定。宅配機能だけでなく、顧客フルフィルメントセンターに実店舗を併設した次世代スーパーの展開、シネマコンプレックス、障害者スポーツ対応施設、道の駅の「八王子滝山」と連携した飲食施設の導入などを予定している。

 所在地は東京都八王子市滝山町1-885-1外、八王子駅から約3km、中央自動車道八王子インターチェンジから約500m、八王子バイパス(国道16号)沿い。敷地面積は約10万2000㎡。着工は2023年で、開業は第1期が25年、2期が26年となる見込み。フルフィルメントセンターを活用したネットスーパーは2期の開業予定となる。

 イオングループは19年に英国のネット専業スーパー、オカドと提携、同社のフルフィルメントセンターを千葉市緑区誉田町で建設中で、23年の本格稼働を予定している。イオンネクストはその準備会社として19年に設立された。

詳しくは激流2022年2月号「流通業界2022年全予測」の総合スーパーに掲載

次世代型複合商業施設を標榜するモールのイメージ図