東急ストアは12月11日、川崎信用金庫住吉支店(神奈川県川崎市)の建て替えで建築する「かわしん住吉ビル(仮称)」に新店舗を出店すると発表した。スーパーマーケットが信用金庫のビルへ出店するのは全国初。着工は2024年9月、完成は25年10月を予定している。 

 東急東横線元住吉駅から徒歩1分の「モトスミ・ブレーメン通り商店街」内に建設予定の「かわしん住吉ビル」は、地下1階〜地上3階建てで、東急ストアはその1階に出店する予定だ。

 川崎信用金庫は、新ビルで地域活性化に取り組み、多くの人々が日常的に利用できることを目指す方針で、東急ストアもこれに協力して、地域産品や銘品の取り扱いやマルシェの開催、食育イベントの開催などを検討している。 売り場では、川崎市が推進する脱炭素化に向けた取り組みに基づき、AIを活用した需要予測発注システムを導入し食品ロス削減を目指すほか、リサイクルBOXによる資源回収、木製・紙製のカトラリーの導入などを計画している。また、厨房への節水機器導入による水道水使用量抑制なども行う。