ローソンは11月7日、韓国コスメブランドとの共同開発ブランド、「&nd by rom&nd(アンド バイ ロムアンド)」からホリデーシーズン向けのコスメを数量限定で発売する。
今回限定発売するコスメは売れ筋の「リップティント」の新規カラー2品だ。華やかなレッドカラーと、上品な色味と血色感を両立したヌーディーコーラルカラーをラインアップ。ロムアンド初のラメ入り仕様で特別感を打ち出しつつ、日本のユーザーに親しみやすい色味・テクスチャーにこだわり、日常使いも含めた幅広いシーンでの利用を提案する。
「アンド バイ ロムアンド」は、韓国コスメブランド「ロムアンド」との共同開発ブランドとして23年3月より販売がスタート。発売後わずか3日間で2カ月分の在庫30万個が売り切れるなど異例の大ヒットを記録し話題を呼んだ。ヒットの理由について、商品本部 生活・日用品部 チーフマーチャンダイザー 加藤愛氏は、「ロムアンドのクオリティがそのままミニサイズになって身近なコンビニで買えるという価値がお客様に支持されている」と分析する。
従来、ローソンの化粧品カテゴリーでは、アイブロウペンシルやミニサイズのマスカラなどベーシックで緊急性が高いアイテムが売れていた。が、同ブランドでは、リップティントやアイパレットなど、カラーものの嗜好性が高いものが売り上げをけん引している。コンビニで高品質な韓国コスメが買える新鮮さに加え、小さいバッグに入れやすく、試しやすいミニサイズという点が特に若いお客のトライアルを促進。SNSを活用した情報発信も奏功し、旧品揃え品の購入層が30〜50代中心だったのに対し、特に20代女性の需要の掘り起こしにつながった。
ローソンでは無印良品の導入効果もあり、化粧品の売上高が拡大傾向にある。引き続き女性客、若年層の取り込みに向けた化粧品開発に力を入れる一方で、今後はロムアンドとの協業で学んだZ世代向けのカラーや商品展開の知見を、化粧品以外のカテゴリーにも生かしていくとしている。