ローソンは冷やし麺「うるもち涼麺」シリーズを5月16日より順次発売する。ラインアップは「海老とトマトクリームの冷製生パスタ」「お出汁で食べるたらこの冷製生パスタ」「まろやか豆乳の冷し担々麺」「豚しゃぶと夏野菜のおろしうどん」「澄み渡るスープの冷麺」(すべて559円税込み、以下同)の5品。いずれも北海道産小麦「きたほなみ」を100%使用し、タピオカ由来の加工でんぷんを配合することで、つやのある見た目ともちもちとした食感を実現した。

うるもち涼麺シリーズは、 北海道産小麦「きたほなみ」を100%使用し、タピオカ由来の加工でんぷんを配合することで つやのある見た目ともちもちとした食感を実現

 ローソンのおにぎりや調理麺などの食事系カテゴリーで、麺類の売上構成比は3月時点の15%前後から7月には2割超に上昇する。また麺類のうち冷やし麺が6割を占めるという。商品本部デイリー・厨房部の烏山裕司シニアマーチャンダイザー(MD)は「専門店では調理過程で水や氷で締めるため提供するまでに時間がかかり、数量限定のところもある。この点、すぐに食べられるコンビニの商品は即食簡便ニーズに対応し、大きなチャンスがある」と説明する。

 また、コンビニの冷やし麺は冷やし中華やざるそばなどのイメージが強く、男性のニーズが中心だ。ローソンは、うるもち涼麺シリーズの発売で、20〜40代女性の獲得を狙う。原田緑チーフMD(冒頭写真)は「若年層や女性に人気の高い専門店の〝うるっとした見た目〟と〝もちっとした食感〟の商品を意識して今回5品を開発した。見た目や麺の食感が支持されるのではないか」と自信を示している。

 新商品の発売に合わせて、冷やし中華やうどんなどの定番商品も強化する。新シリーズと同様に、「きたほなみ」を100%使用。そばはのど越しにこだわり、細くすすりやすい麺に改良した。定番商品のうち、「冷やしおろしぶっかけうどん」(451円)と「ざるそば」(462円)は価格を500円以下に抑えている。「品質にこだわった商品とワンコイン(500円)で買える定番商品の両軸で展開していきたい」(烏山シニアMD)考えだ。

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