ディスカウントストア(DS)チェーンのターゲットは、今年度第2四半期末(2023年7月末)時点で、国内に1955店舗を展開している。その内訳はスーパーセンター業態など4780坪以上の大型店が274店舗(前年同期比1店舗増)、1400~4780坪未満の通常のDSフォーマットは1534店舗(同13店舗増)で、この他、「フレキシブル・フォーマット」と呼ばれる1400坪未満の小型店も147店舗(同4店舗増)ある。
そのターゲットが、9月26日、窃盗による損失抑止のために4州に展開する9店舗を閉鎖すると発表した。大手チェーンストアは犯罪集団による略奪行為に悩まされており、同社も、店舗閉鎖という最終手段を取らざるを得ない状況に追い込まれたのだ。閉店の対象は、ニューヨーク、シアトル、サンフランシスコ、オークランド、ポートランドの店舗で、ターゲットは「窃盗や組織犯罪が従業員や顧客の安全を脅かし、業績悪化を招いた結果、店舗の営業が続けられなくなった」と説明した。