14年間市内に食品スーパーがなかった
北海道歌志内市は日本で最も人口の少ない市だ。かつては炭鉱業で栄えたが、戦後の閉山に伴って人口は減少の1途をたどり、現在は1700世帯2700人が住む。半数以上が65歳以上の高齢者だ。
そこにアークスグループの道北アークスが4月15日、小型スーパーの「Damarche(ダ・マルシェ)歌志内店」を開業した。14年前に市内唯一の食品スーパー(SM)がなくなって以来の新店だ。
これまで食品の買い場といえば、セイコーマート2店だけ。高齢者からは市内にSMの出店を望む声が多かった。そこで今回の出店に際しては、市が公設民営方式を採用。市が店を建て、テナントとして道北アークスが店を運営する。道内のSMで公設民営は初のケース。アークスグループにとっても初めてのことだ。