コンセ活用による生鮮導入で売り上げが2倍近くに拡大

 キリン堂は昨年12月、食品の取り扱いを強化したフード&ドラッグの1号店、大淀新野店(冒頭写真、奈良県大淀町)をオープンした。

 同店は、山間にある近鉄吉野線・越部駅から徒歩10分ほどの国道と吉野川に挟まれた平地に立地、衣料品のしまむらやホームセンターのコメリとともに商業集積地を形成している。隣には整形外科医院もあり、調剤の需要もある。

 同店が生鮮食品を導入したのは、昨年、店舗の建て替えに伴い増床したのがきっかけだ。それまでは日配食品を扱う程度のごく一般的なドラッグストアだったが、建て替えを機に再度品揃えと商圏を見直したところ、店舗の1km圏内には、600mほど先にローカルスーパーがある程度で目立った食品の買い場がないことが判明したため、生鮮食品の取り扱いで集客力が高められると判断、導入を決めた。

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