イオンリテールは7月28日、イオンスタイル赤羽(東京都北区)をオープンする。1982年にオープンし、2020年まで営業していたイオン赤羽北本通り店を建て替えたもの。

 立地する赤羽エリアは、池袋や新宿など都心部への通勤利便性からファミリーや単身者向けの新築マンション建設が多数計画されているほか、各種不動産の人気ランキングでも上位に上がる人気のエリア。店舗周辺には工場などの事業所が立地する一方で、飲食店が少なく昼食や惣菜の需要が高い。

 そこで同店では食品売り場のは面積を旧店の1.6倍に拡大。東京都産の農産品や豊洲市場直送の鮮魚を丸魚のほか寿司や刺身に調理して販売する。時短需要には、量り売り惣菜「リワードキッチン」、本格ニーズには店内焼き上げのピザ「ピッツァソリデラ」で対応する。

 日用品やくらしの品、肌着、化粧品、医薬品などでも短時間で手軽に買い回りできる売場づくりを目指す。生活シーンごとに、購買頻度・利用頻度の高い商品を販売。近隣にペット飼育可のマンションもあることから、猫・小動物のペットフードを中心にペット用品も品揃えする。

 地元商品については、北区に店舗を構える「都電もなか本舗 菓匠 明美」の「都電もなか」、乾麺メーカー「江戸 玉川」のうどんやきしめんなど和麺、中華麺を品揃え。北区に本社がある「トンボ鉛筆」の文具コーナーも展開する。