イオンリテールは今春、「イオン」「イオンスタイル」など約360店舗で、AIで店舗業務をサポートする「ワークスケジュール自動作成機能」と「新・販売計画支援 システム」を実装する。

 4月21日より運用が開始される「ワークスケジュール自動作成機能」は、各従業員の時間帯ごとの作業割り当てを自動化するもの従業員の勤務シフトやスキル、時間帯ごとに必要とされる業務内容などに基づき作業割り当てを行う既に導入している一部の部門では、ワークスケジュールの作成時間について5〜8割減の効果が出ているという

 一方、「新・販売計画支援システム」は販売計画の作成を半自動化するというもの作成時間が導入前の8分の1に短縮されるほか、タブレット端末で計画の確認や編集を行うことで現場確認を含めた進捗管理や従業員同士のコミュニケーションを円滑にする

 イオンリテールは、この二つのシステムと20年以降に実装したシステムとで創出できる人時は年間約200万人時とコメント今後は固定業務を削減した時間を、接客や売り場での創意工夫などの顧客満足に直結する業務に振り向ける考えだ