イオンリテールは5月24日、食品レジにおける最新のスマートモデル(冒頭写真イメージ)を今年度中に関東・北陸信越・東海・近畿・中四国の「イオン」「イオンスタイル」など約300店に拡大すると発表した。

 イオンリテールでは、2020年に導入を開始した「レジゴー」と並行し、セミセルフレジの展開を拡大し、レジ精算の効率化とレジ待ち時間の短縮を図ってきた。22年にはイオンスタイル天王町(横浜市保土ヶ谷区)でセルフレジを含めた新たなレジ配置モデルを試行。複数の店舗で検証を行った結果、導入前に比べ生産性を30%改善できたことから、今回の決定につながった。

 また、現金対応や接客応対、会計時に手助けが必要なお客に対するサポートも重視しており、約240店舗で展開中の会計時に介助できる「サポートレジ」もスマートモデルと合わせて拡大する計画だ。

会計時に従業員が介助を行える「サポートレジ」

 今後、衣料や住居関連でもレジ改革を進め、従業員の配置をレジ業務から接客業務などへシフトする意向だ。