ツルハホールディングス(HD)は4月28日、連結子会社のドラッグイレブンを完全子会社化すると発表した。

 ツルハHDは2020年5月、JR九州からドラッグイレブンの株式51%を取得し、連結子会社化。以来、ドラッグイレブン店舗のS&Bや改装、共同仕入れやシステムの共有、出店コストの低減などを実施してきた。今回の完全子会社化により、ドラッグイレブンをツルハグループの九州・沖縄地区の中核会社として位置付け、さらなる経営基盤の確立と企業価値の向上を図る狙い。

 完全子会社化にあたり、まずJR九州が今年5月30日にドラッグイレブンの所有株式約256万株のうち100万株をドラッグイレブンへ譲渡。ツルハHDは5月31日に残り約156万株をJR九州から取得することで、ドラッグイレブンを完全子会社化する予定だ。