サプライチェーンの連携を積み重ねコスト上昇を食い止める

「今の物流料金体系のままでは多分物は届かなくなるだろう。それなりのコストは負担していかざるを得ない」。シジシージャパンの奥田潔物流事業部長はそう警鐘を鳴らす。物流費は上がる要素だらけだ。

 ガソリン代が上がっているだけではない。車両価格も上がっている。部品不足などからトラックの新車供給量が十分ではなく、物流業者がトラックの新車を手に入れづらい状況にあるためで、こうした費用も当然、物流費アップの要因となる。その上、ドライバーの残業時間に上限規制がかかる2024年問題だ。奥田部長は「危機感はかなり大きなものがある」と懸念を示す。

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