診察や調剤のオンライン化が進んでいる。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、2020年4月、特例として初診のオンライン診療・服薬指導が認められたが、同年9月には、暫定的な措置が撤廃され、これらが実質解禁となった。さらに、2023年1月26日からは電子処方箋の運用が開始され、従来、紙で発行していた処方箋を電子データのまま発行・薬局に送信することで、薬局はそのデータをもとに調剤を行えるようになる。これにより、重複投薬のチェックや処方内容の確認、調剤内容の登録ができるほか、患者の同意があれば、過去の投薬情報も参照できる。一方、患者にとっては、これまで必要だった紙の処方箋の提出が不要になるため、手間が省けるメリットもある。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから