クスリのアオキホールディングスの2023年5月期中間決算は、売上高1842億8100万円(前期比14.3%)、営業利益82億7800万円(21.6%増)、経常利益112億5500万円(57.7%増)、四半期純利益79億2400万円(68.8%増)で増収二桁増益となった。

 売り上げの面では、物価高の中でメリハリのある価格販促施策が功を奏した。さらに今夏の気温上昇で季節商材が好調だったこと、コロナによる自宅療養機会の増加で医薬品などの需要が拡大したこともプラス要因となった。販管費は18.0%増の436億4700万円となったが、売上総利益で吸収した。

 通期の連結業績予想は、下期以降の物価上昇による個人消費の冷え込みやエネルギー価格の高騰など、不確定要素が多いことから据え置いた。売上高3600億円(9.6%増)、営業利益152億円(8.0%増)の増収増益を見込んでいる。