自前の青果にコンセの精肉、鮮魚、惣菜を加えた450坪タイプのフード&ドラッグを展開するクスリのアオキは、近年、買収した食品スーパー(SM)のドラッグストアへの転換を進めている。これまでに事業譲受も含め7社のM&Aを実施し、36店舗を取得。このうち閉店した5店舗とSMとして営業を続ける1店舗を除く、14店舗を生鮮3品とベーカリーを備えたフルスペックのフード&ドラッグに転換した。

 450坪店の新店は、場所の確保やコンセの確保などでハードルが高く、スピード出店が難しいが、買収したSMの店舗を転換することで効率的に店を増やせるほか、買収先の仕入れ機能や従業員を生かせるため、競争力のある店づくりもできる。今年5月、SMのナルックスの店舗を改装してオープンした鳴和店(金沢市)もそうした店舗の一つだ。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから