カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)は10月3日、資本業務提携を締結すると発表した。

 両社はCCCのTポイントとSMBC傘下の三井住友カードのVポイントの統合を目指す。資本提携では、Tポイント事業を担うCCCMKホールディングスをSMBCとCCCの共同事業会社化し、CCCが6割、SMBCが4割出資する内容で協議を進め、今年12月31日までに資本業務提携を締結する予定だ。

 2020年6月にSMBCの共通ポイントとしてサービスを開始したVポイントは世界中の Visa加盟店で利用できる汎用性を強みに拡大を続けている。一方、Tポイントは会員数 7000万人、提携企業5000社超・提携店舗数15万店舗で利用されている。

 両社のポイント統合では、三井住友カードの利用で統合後のポイントが貯まることに加え、Tポイントのアプリ・ウェブサイトなどを通じて、公式カードとして三井住友カードの会員募集を行うなど、キャッシュレス決済分野でも提携、ポイントと決済を組み合わせたモバイル決済などの新サービスも検討する方針だ。