惣菜販売のRF1が新年向け商品を強化する。RF1を展開するロック・フィールドは、洋風おせち「グランアソート」(税込み2万3500円)と特別商品「合鴨と真鯛のお祝いサラダ」(お祝いサラダ、同5500円)の2品を発表。予約受付は、グランアソートは9月29日から開始し、お祝いサラダは12月1日を予定している。
グランアソートは、「和牛と三種野菜の八幡焼きバルサミコソース」「フランス製造マロングラッセと安納芋の栗きんとん」など25種のメニューを二段重に詰め合わせた。RF1が強みとする野菜は北海道・三野農園のビーツや根セロリを使用している。
また3年目となる今回は、「黒毛和牛のローストビーフ デュカ添え」をメニューに入れることで豪華さを演出。野菜の強化では、淡路島産の黄かぶや人参のピクルスに加えて、マヨネーズにマスタード、ピクルス、ケイパー、ハーブなどを加えて作る「レムラード」と根セロリを合わせて爽やかな味わいに仕上げている。
今回初めて発売するお祝いサラダは、新春ならではの縁起の良さが感じられるように紅白サラダを提案。赤のサラダには、いつも夫婦つがいでいる鴨を「夫婦円満」と見立てて合鴨のローストを使用。白のサラダは「めでたい」にかけて真鯛を使った。野菜は青木農園(神奈川県三浦市)で収穫したビーツやこかぶ、青心大根などを組み合わせている。このほか、サラダを盛り付ける皿として、美濃地方で作られた直径27cmの皿をセットで販売する。
今年6月で創業50周年を迎えたロック・フィールドは、コーポレートシンボルマークや、「食の可能性を切り拓き、豊かな未来を共創する」というビジョン2030を制定。ビジョン実現に向けて掲げた五つの約束のうち二つ目の「場を、時間を、心を、自由にする『新しい惣菜』を提案する」は、食事の選択を広げるとともに料理の手間を省いて家事の負担を減らし、暮らしを豊かにするという新しい価値を持つ惣菜を提案し続けるという意思を示したもので、今回の2品にもその思いが込められているという。
同社では、今年の年末年始はコロナ下の制限から解放されたい、大切な人に会いたいという人が増えると想定。劉和明商品企画室長は「今回の2品で、大切な時間を普段と違った食事で楽しんでいただきたい」と力を込める。同社は、グランアソートは前年比5%増の880台、お祝いサラダは150台の販売を目指す。