イオンリテールは9月1日、新潟県で「清水フードセンター」を展開する清水商事を来年3月1日に吸収合併すると発表した。

 清水商事は1947年創業の老舗スーパーで、県内に15店舗を展開している。2015年10月にイオンリテールが子会社化。清水商事の自社工場で製造した惣菜をイオンリテールの店舗で販売する一方、清水商事の店舗ではトップバリュや電子マネーのWAONを導入するなど、両社の強みを共有してきた。

 足元の買い物行動の変化、健康意識の高まり、原材料価格高騰などを受け、よりスピード感のある対応が必要との認識から吸収合併を決断した。経営体制の一本化により、イオンリテールの食品とH&BCを中心とした小商圏型フォーマットの出店拡大や、清水商事の既存資産活性化、業務効率化、スケールメリットの最大化を狙う。清水商事の直近の営業収益は140億円