スーパーサンシとTポイント・ジャパンは8月2日、スーパーサンシが運営するネットスーパーサービス「JAPAN NetMarket」加盟企業へTポイントサービスを提供するなどの業務提携を締結したと発表した。

 三重県を中心に13店舗を展開するスーパーサンシは、1984年より宅配店舗事業を開始し、2000年にはネット宅配サービスをスタート。自社配送網の構築や月額会員制の導入、スマホアプリの最適化など、効率的な配送スキームをベースにしたネットスーパーサービスを展開している。19年には「JAPAN NetMarket」として、同社のネットスーパーのノウハウやスキームを他社スーパーへ横展開し、すでに19社で導入されている。

 Tポイント・ジャパンは、会員数約7000万人、リアルとネット合わせて約15万店舗で利用できる共通ポイント「Tポイント」サービスを提供。会員の購買情報などを基に最適なレコメンドや商品発注、商品開発などのデータベースマーケティングで提携企業を支援している。

 今回の合意で、「JAPAN NetMarket」加盟企業に対し、Tポイントサービスの提供をはじめ、小売店の店舗DX支援に向けた協業を開始。リアルとネットの購買情報を統合したデータベースマーケティングで、最適なレコメンドや商品発注、商品開発などのOMOによるサービスの仕組みづくりにも取り組む予定。

 さらに地域のスーパーマーケットを中心に、両社のパートナー企業に対して「JAPAN NetMarket」とTポイントサービスの導入を提案し、全国拡大を目指す。業務提携第1弾として、今年11月ごろより、Tポイント提携企業で、全農系スーパーのAコープ東日本で「JAPAN NetMarket」の利用でもTポイントが貯まるサービスを開始する計画だ。