キリンと健康増進に向けた共同プロジェクトが加速
ファンケルとキリンビバレッジは4月12日、「午後の紅茶」シリーズから、共同開発した腸内環境を整えるペットボトル入り紅茶飲料「キリン 午後の紅茶 アップルティープラス」(430ml、税込154円)を発表した。ファンケルが開発した機能性関与成分「ガラクトオリゴ糖」を使用し、「ビフィズス菌を増やして腸内環境を改善」する機能性表示食品としては日本初のペットボトル入り紅茶飲料となる。ファンケルとキリンビバレッジの第3弾の共同開発商品となり、手軽に健康を改善できる商品として売り込む。5月10日から量販店、コンビニ、自動販売機などで発売し、18日からファンケルの直営店舗や通販サイトでも販売する。
キリンビバレッジの調査によると健康に関する消費者の関心項目では、「免疫」や「体重減少」に次いで、「腸内環境の改善」が3位と高い。腸内環境を意識している理由は、ダイエット、美肌、ストレスなどでコロナ禍でより関心が高まっている状況だ。一方で腸活を実施している人は男女ともに3割を下回り、腸活が手軽にできないことが課題となっている。そこで、キリンビバレッジでは資本業務提携をしているファンケルの腸内環境に関する研究の知見を生かし、共同開発がスタートした。
キリンビバレッジマーケティング部の加藤麻里子シニアブランドマネージャーは「『午後の紅茶』は女性ユーザーの売り上げ№1の紅茶ブランドなので、30代、40代の女性をメインターゲットに向けた新たな魅力で新規ユーザーを獲得したい」と意気込みを語った。