イオンは4月1日、2022年2月期業績予想の利益額を下方修正した。
修正後の業績見通しは、営業利益1730億円、経常利益1660億円、当期純利益60億円。期初予想では幅を持たせて発表しており、修正増減率は営業利益がマイナス13.5~マイナス21.4%、経常利益はマイナス12.6~マイナス21.0%、当期純利益はマイナス70.0~マイナス80.0%。
下方修正の要因はコロナの長期化にある。期初段階では第2四半期にコロナが減少に転じると見込んでいたものの、感染が長期化し、特に国内では昨年9月末までの間、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が適用された。宣言解除後も消費へのマイナス影響が続いたという。
また11月下旬のブラックフライデーや年末年始は好調に推移したものの、年明け以降もオミクロン株の感染急拡大とそれに伴うまん延防止等重点措置の適用に伴い、ディベロッパー事業、サービス・専門店事業、GMSの非食品部門などの業績回復に影響を与えた。
業績自体は21年2月期に対して増収増益となり、当期純利益は770億円改善し、黒字転換する見通しだ。