ローソンは2月7日、4月のプラスチック資源循環促進法の施行を見据えた、カトラリーのプラスチック削減の取り組みを発表した。
プラスチック製のスプーンとフォークは持ち手を短くし、穴を開けることで軽量化を図った。4月1日に都内の直営店3店での導入を皮切りに、22年上期中の全店導入を目指す。これにより年間約67トンのプラスチック使用量の削減が図れるという。
またスプーンについては木製を新たに導入し、店舗がプラスチックか木製かを自由に選択できるようにする。4月に関東、近畿の希望店舗から導入を始め、全国に広げる。昨年8月から都内のナチュラルローソン8店舗で実験を行い、店舗のコストは増加したものの、お客の使い勝手の面などで大きな問題は発生しなかったことから、今回の導入を決めた。フォークに関しては安全面を考慮し、当面の間はプラスチック製を提供する考え。
コンビニ業界のカトラリーの対応を巡っては、ファミリーマートが先行している。昨年5月にプラスチック製の持ち手に穴を開けたスプーンの導入を開始。今年1月からは同様のフォークの導入も始めており、スプーンとフォークを合わせて、年間約87トンのプラスチック使用量の削減を見込んでいる。