モスバーガーを展開するモスフードサービスは1月29日、創業50周年を記念した事業としてキッチンカーを導入する。1号車となる「キッチンカー MOS50(モスフィフティ)」は、青山商事と協力し、「洋服の青山 大田久が原店」(東京都大田区)の駐車場にて営業を開始する。新型コロナウイルス感染拡大でテイクアウトニーズが高まっていることを受け、よりフレキシブルに展開可能な業態で需要を取り込む狙い。
出店場所の店舗は、国道1号線に面したアクセス良好な立地で、周辺はマンションや民家が立ち並ぶ住宅地。MOS50は店舗駐車場を拠点としつつ、今後は移動可能な利点を生かし、イベント会場など他の場所での営業も検討していく。
提供メニューは、同社の定番商品である「モスバーガー」や「テリヤキバーガー」をグレードアップしたキッチンカー専用商品を開発した。「50th MOS(フィフティース モス)」(680円)はモスバーガーのレシピをベースに、ソースの牛肉、ホールトマトなどを増量し、よりリッチな味わいに。パティには柔らかくジューシーなアメリカ産アンガス牛を使用した。「50th TERIYAKI(フィフティース テリヤキ)」(680円)はテリヤキソースを進化させ、トマトペーストを加えて酸味とキレを増した「赤いテリヤキソース」で仕上げた。
同社はキッチンカー事業を「お客様にとって便利な業態として定着させていく計画」としている。