デジタル活用と大量陳列で効果的な販促効果を上げる
サンヨー食品から「サッポロ一番」で人気の七つの味の袋麺が出揃った。不動の人気ロングセラー4商品「しょうゆ味」「みそラーメン」「塩らーめん」「ごま味ラーメン」に加え、9月にリニューアルした3商品は「ソースやきそば」「みそラーメン 旨辛」「塩とんこつらーめん」。合計7品のシリーズで最需要期の秋冬への提案を強化している。
袋麺「サッポロ一番」は過去5年の売り上げ推移は高止まりしている。特に昨年から今年は巣ごもり消費を捉えて2桁伸長した。サンヨー食品広報担当者は、「家庭内ストックに対応できる保存性の高さ、割安感、簡単に美味しくアレンジ調理ができる三つの特徴が『サッポロ一番 袋麺』の支持される理由と見ています」と分析する。
今季の販促は、レシピ提案で「サッポロ一番 袋麺」の七つの味の美味しさの特徴を打ち出した年間企画「ひとてま荘の春夏秋冬」を実施。シェアハウス「ひとてま荘」を舞台に、「サッポロ一番 袋麺」7品に四季の旬の食材を加えた「ひと手間」レシピを7人の人気アイドルのKis-My-Ft2が紹介。9月からのテレビCMに加え、毎月のレシピをウェブ動画で配信する。また27万以上のフォロワーを有する「サッポロ一番」のツイッターなどのSNSによるレシピ紹介やプレゼントキャンペーン「秋のひとてま荘キャンペーン」を開催中だ。「テレビとデジタル両方を活用して販促効果を上げています。七つの味の品揃えでさらに新規ユーザーを広げたい」(サンヨー食品広報担当者)。プロモーションに併せてスーパーの大量陳列として例年好評の企画「サッポロ一番 秋のディスプレイコンテスト」では、「七つのおいしさ勢ぞろい!」をテーマに開催。7品すべてを陳列した売り場作りを推し進めていく構えだ。