――2分の1ルールの撤廃についてどう見ていますか。

 田中 我々ドラッグストアは、そもそも2分の1ルールは最低限のルールと考えてきました。生活者の皆さんが我々を「薬を売っているのがドラッグストア」だと認識しており、ドラッグストアとして営業している以上、相談応需ができることが重要だからです。我々の協会の加盟企業はどこも出店する上で登録販売者の確保や育成に苦労していますが、それは、「医薬品の販売には、登録販売者が店舗にいるのが当然」という前提に立っているからなのです。従って、登録販売者が採用できないからルールを緩和するというのは論点が違うと思いますし、それで「薬を売っている店」と認識してもらえるのかという懸念もあります。

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