コロナ特需と生鮮強化で2桁伸長を達成

 新型コロナによる巣ごもり需要を取り込み、ダイレックスが業績を伸ばしている。2020年1月まで前年割れが続いていた既存店売上高は、コロナの影響が出始めた2月に反転。消費増税直前の駆け込み需要があった前年度との比較になった9月こそマイナスだったが、それ以外は一貫して前年を上回って推移。今年度(21年3月期)の上期累計も、前年同期比5.1%増、計画比3.1ポイント増と、インバウンド需要消失で苦戦する親会社サンドラッグのドラッグストア事業(同1.5%減、同1.7ポイント増)を尻目に、好業績を上げた。ダイレックスが属するディスカウント事業の上期売上高も同10.2%増と、2桁伸長を達成。しかも、販管費を計画比4.1%減と抑えたことで、営業利益も前年を33.8%上回った。

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