経営統合に向けた商品の一本化が進む
増収増益で終えた昨年度から一転、マツモトキヨシホールディングス(HD)の2021年3月期上半期は、売上高前年同期比8.8%減、営業利益同21.3%減、経常利益同20.9%減、当期純利益同24.9%減の減収減益で着地した。売り上げの12%を占めていたインバウンド需要が消失したことに加えて、外出自粛の影響を受け、都市部の店舗で来店客が減少。さらに、マスクの着用が日常化したことで口紅などメイク化粧品の需要が低下したほか、風邪薬や花粉症薬が伸びなかったことが主な要因だ。