客足は遠のくも好立地の物件は増加

 〝タピる〟(タピオカミルクティーを飲む)という造語が生まれるほど、学生を中心とした若い女性に人気のタピオカミルクティー。ここ数年さまざまな専門店が登場し、繁華街から住宅地の駅前まで至るところで見かけるようになった。その1つ「ゴンチャ」は、台湾を本部に世界各国で1300店舗以上を展開するグローバルチェーン。日本では2015年の上陸以来、80店舗近くをFCで展開している。コロナ発生前は、店の前に女子高生が行列する様子がおなじみの風景だったが、コロナの感染拡大で状況が一変。店頭から行列が消えた。国内でゴンチャを展開するゴンチャジャパンによれば、緊急事態宣言で外出自粛が進んだ4月には、全店売上高は計画の49%と半分以下に落ち込んだという。宣言解除後は徐々に客足も戻り、売上高も5月が計画比で63%、6月は同67%と回復傾向にあったが、7月に入り感染者が増加傾向に転じると、外出を自粛する動きが再び強まり、売り上げはコロナ前の8割程度で頭打ちになっている。

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