「勝売繁盛」をテーマに、PALTACは2020年1月30日、31日の両日、「PALTACフェア2020」をマイドームおおさか(大阪市中央区)で開催した。43回目となる今回は独自機能の発信力を強化し、メイン入り口の自社ブースを拡大した。


 その中でも注力しているソリューション機能では、小売店や物流現場の人手不足に対し、昨年10月1日付で新設した「店舗支援本部」「SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)本部」の事例を紹介した。店舗支援本部に約300名(全営業の3割)の社員を振り分け、ラウンド営業を行う専門部隊を新たに組織。個店ごとの課題を洗い出し、スピード感を持って小売店の利益や売り上げ拡大につながる提案を本部の商談ベースまで踏み込んで行う。またSCM本部では、デジタルの分析ツールを用いて、店舗の入荷単位の最適化や発注サイクルコントロール、在庫消化の見直しを提案する。嶋田政治常務執行役員経営企画室長は、「物流コストの上昇で日用品・化粧品業界全体の利益が減っている中で、ムダ・ムラを省きSCM全体の最適化を図りたい」と力を込めた。

時短商品や子育て商品などを集めた棚割り事例を紹介


 さらに新物流モデルの構築も進めている。最新モデルの事例では昨年11月に稼働した新物流拠点「RDC埼玉」で、人時生産性が従来比で2倍となるAI・ロボットを活用。そのピースピッキングロボの実機や、実際の作業シーンをライブ風に紹介した。


 海外事業では、中国への越境ECを強化するとともに、今後の成長が期待できるロシアやモンゴルなどへの輸出機能を強化。中国や香港、台湾、タイを中心に世界18の国・地域で展開中の現地代理店との強固なネットワーク関係を構築。新たな取り組みでは、博報堂プロダクツと組み、デジタル化に対応したお買い物アプリを活用した販促施策なども提案した。


 出展企業は141社、来場者は小売店の幹部社員の対象者を昨年より400名増やし、230社・2000名を招待した。各メーカーとの取り組みブースでは「小売業の売り上げ・利益拡大」に向け、美と健康に関連する「食で美と健康」の5テーマ、「快・楽」の8テーマ、「シニア」の6テーマ、「寿命」の10テーマを基にした棚割り事例を紹介。またメーカーゾーンでは12のテーマに分けた統一パネルを活用し、20年の春夏新製品を中心に主力商品がより伝わるように訴求力を高めた。

(トップ画面は、店舗へのラウンド営業強化に意欲を示す糟谷誠一社長)