土地神話が崩れダイエーが赤字に転落

 1989年末に史上最高値の3万8915円をつけた日経平均株価は、翌90年の年明けから暴落。1年の間に2万3000円台まで下がり続けた。プラザ合意後の金融緩和で急騰した地価・株価が、日銀の金利引き上げをきっかけに勢いよく弾けた——バブル崩壊だ。91年、景気は後退局面に入ったとされ、日経平均株価が再び最高値を更新するのは実に34年後のこと。日本は後に〝失われた30年〟と呼ばれる長期デフレに突入していく。

 90年代前半、流通のトップに君臨していたのは依然ダイエーだった。ただ、同社の躍進は「日本の地価は下がらない」という土地神話に依拠する部分があった。店舗を出店する度に土地を取得し、その含み益を担保に銀行から資金を借り、さらに次の出店へと向かう。ダイエーは地価上昇を前提とした成長路線を駆け上がった。

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