楽天グループは10月3日、2025年12月期 第3四半期連結決算において減損損失約270億円を計上する見込みを発表した。

 ネットスーパー事業「楽天マート」の顧客獲得が当初の計画を下回り、回収可能価格が帳簿価格を下回る見通しとなったため。茨木倉庫(関西エリア)からの撤退を決定した。

 今後は、新ロイヤリティプログラムの導入による楽天エコシステムとの連携強化と顧客基盤の拡大のほか、物流網の再構築と効率化 • 不採算エリアからの撤退による収益性改善などを推進し、早期の収益の改善を目指すとしている。