三井不動産は12月20日、東海旅客鉄道と佐川急便の2社と協業で、東海道新幹線の法人向け即日荷物輸送サービス「東海道マッハ便」を活用し、ホテル宿泊ゲストの荷物を、東京-京都/大阪間で当日中に届けるバゲージ輸送サービス「InterCity Hotel Baggage Link」を開始すると発表した。
同一ホテルチェーンにおける東海道新幹線を活用したホテル間荷物輸送サービスの展開は初の試み。協業3社らはこれにより、複数都市を巡る旅行者の利便性向上を図る構えだ。
本サービスは、「東海道マッハ便」を活用して東海道新幹線にて東京駅・新大阪駅間の荷物配送を行い、各対象ホテルと東京駅および新大阪駅との配送を佐川急便が担うというもの。
三井グループの東京所在の各対象ホテルから、京都/大阪所在の各対象ホテルに配送する「下り当日配送プラン」と、京都/大阪所在の各対象ホテルから東京所在の各対象ホテルに配送する「上り当日配送プラン」の二つのプランを展開する。
配送料金は、上り・下りプランいずれも税抜き9800 円で、対象ホテルは、東京五つ、京都・大阪では六つ。
サービスの対象時間は各所で異なり、東京エリアは基本、預け入れを9:00までとし、受け取りは21:30 以降。京都エリアは、預け入れ8:30 まで、受け取り21:30 以降、大阪エリアは、預け入れ 11:00 まで、受け取り 19:30 以降としている。
なお、本サービスは、2025年1月20日より三井ガーデンホテルズ、ザ セレスティンホテルズにて順次導入するとし、予約受け付けは専用予約サイトから25年1月6日から開始する予定。
三井不動産グループでは、東海道新幹線を活用した今回の新サービスを始めとして、ホテル宿泊ゲストの荷物輸送をサポートすると同時に、旅行者の大型荷物持ち込みによる公共交通機関の混雑を緩和することで、訪日外国人旅行者の増加に伴うオーバーツーリズムの問題解決にも取り組む。