「東京の『サグラダ・ファミリア』西武池袋本店改装は加速するのか——」。百貨店大手のそごう・西武が、セブン&アイ・ホールディングスから米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ傘下入りして約3年。旗艦店の西武池袋本店(店舗面積約4万8000㎡、冒頭写真)は昨年夏全面改装を終える予定だったが、現時点ではなお70%程度の進捗。

 そこに衝撃の人事が飛び込んできた。唯一の「生え抜き」田口広人会長が、会長職こそ継続だが取締役を退任。またセブン&アイ傘下時に労組委員長としてストライキを決行、フォートレス傘下でも現場統率役だった池袋本店長の寺岡泰博執行役員も、任を解かれ外商事業部の東京営業部長となったからだ。そごう・西武は「事業運営における人材配置を総合的に検討した異動」などとするが、10月以降の執行体制では、フォートレス出身の劉勁社長が留任、戦略コンサル出身で人事・経営企画部長の中路頼光氏が取締役に昇格。しかも新池袋本店長は9月末に閉店した渋谷店の小林清氏が就任。「旧体制一掃、イエスマンで構成する完全フォートレス体制へ移行した」と見る向きがもっぱらだ。

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