OICグループは9月17日、漬物製造会社の「島田食品」(神奈川県藤沢市)を子会社化したと発表した。からあげや、メンチカツなどの肉惣菜の定番商品の開発を強化する。

 1973年創業の島田食品は、浅漬けとキムチを中心とした漬物製造に携わり、浅漬けの製造では、「塩水で漬けた野菜に重石を載せて発酵させる」という2000年以上続く伝統的な製法で作り上げている。 

 今後の協業では具体的に、加熱処理ができる作業場を設置し、グループ会社から仕入れたモツを使用した煮込み料理や、使い切れなかった肉を活用したミートソースの製造を行うほか、浅漬けやキムチの調味液のノウハウを活用した味付け商品の提供などを実施していく予定だ。