ビックカメラグループの酒コーナーを運営するビック酒販は7月24日、 酒専門店「ビックカメラお酒屋 吉祥寺店」(東京都武蔵野市)をオープンする同社の単独路面店出店は今回が初

 吉祥寺駅北口すぐの「ダイヤ街商店街」に、地下1階から地上3階までの4層の店舗を構える。店舗面積は460㎡。これまでのビック酒販にない多層階構成を生かし、フロアごとにこだわった品揃えと体験ゾーンを設けた。

 売り場として展開するのは地下を含めた3層で、まず地下1階と地上1階では、ワインをはじめとした洋酒や日本酒、ビールなどの酒類と輸入食品などを取り扱う。2階ではリキュールやスピリッツといった酒類を扱うほか、売り場の一角に「角打ち・試飲カウンター」を設置。リーズナブルな価格で気軽に酒を試飲できるスペースを用意した。売り場にはソムリエの資格を持つ専門性の高い販売員が立ち、お客に最適の酒を紹介する。一部、家電製品も取り扱う。

 3階はセミナールームとして、同社のソムリエ販売員や、利き酒師などの資格を持つ販売員がワインや日本酒などのセミナーを実施する。また、セミナールームを拠点としたSNSの発信のほか、部屋の貸し出しも行い、酒を通した地域の発展へ貢献する。

 同店が立地する「ダイヤ街商店街」は食べ歩きスポットとしても親しまれており、とくに週末は多くの来街者で賑わう。同社は2階の「角打ち・試飲カウンター」を新たなスポットとしての利用を促す考え。